ものをよくかむ人のえらは張っている

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耳から頬骨の間で、下顎の角のすぐ上あたり、そこを触れながらかんでみてください。硬くなったでしょう? 次いで、こめかみを押さえてかんでみてください。やはり硬くなったでしょう。どちらも、ものをかむときの咀嚼運動で使われる筋肉なので、「咀嚼筋」といわれるグループに入ります。下顎の角付近の筋は、そのものズバリ「咬筋」といいます。もう1つの、こめかみおよびその上は側頭部なので、「側頭筋」といいます。

生きていくために、体はいろいろと働き、さまざまな動きをします。心臓は血液を体中に運ぶポンプの役割をしています。栄養をとるため、口から食道、胃、腸へと食ぺたものを運びます。これらの運搬作用も筋肉が行います。心臓の壁も心筋といわれる筋肉、食道も胃も腸の壁も内臓筋といわれる筋肉でできています。歩く、もつ、投げるなどの運動は、骨がつながっている関節を動かして行われ、そのための筋肉を「骨格筋」といいます。

 

この骨格筋は、関節を作っている骨と骨とをつないでおり、ほとんどの場合、骨に腱でついています。たとえば、ふくらはぎの筋肉がアキレス腱でかかとの骨についているようにです。このとき、筋肉の働きが強いほど、ついている骨の出っぱりが大きくなり、頑丈になります。

さて、咀嚼筋のグループも同じように、硬いものを食ぺ、グッとかみしめている人は、咬筋のついている下顎の角が厚く大きくなり、えらの張った顎になります。踏ん張る力仕事をするときも歯を食いしぼりますね。このときも同じです。現代の若者はえらが張ってなく、細面の顔が多くなっていますが、原因の1つは、軟らかい食ぺ物ばかりを食ぺているためともいわれています。 

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