コレステロールと中性脂肪の関係

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中性脂肪が増え過ぎると、善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールが増加します。

中性脂肪の増加によっても動脈硬化は進行する

コレステロールとともに気をつけたいのが中性脂肪です。中性脂肪も血清脂質のひとっで、食品から吸収されるものと、肝臓や小腸など体内で合成されるものがあり、ともに体を動かすエネルギー源となります。

中性脂肪は、飢餓状態に備えて皮膚の下や、内臓周辺の脂肪細胞に蓄えられます。皮膚の下に蓄えられたものを皮下脂肪、内臓のまわりに蓄えられたものを内臓脂肪と言います。これらの中性脂肪は、必要なときに分解され、全身に運ばれてエネルギーとして使われます。

また、皮下脂肪には寒いときに体を保温する働きが、内臓脂肪には内臓を外部の衝撃から守る働きがあります。

このように、体にとって重要な働きをする中性脂肪ですが、増え過ぎると、LDLコレステロールとHDLコレステロールのバランス関係に悪影響を与えます。

血液中の中性脂肪の基準値は30~150mg/dl未満ですが、中性脂肪値がそれをオーバーすると、善玉のHDLコレステロールが減少し、悪玉のLDLコレステロールが増加しやすくなります。その結果、動脈硬化が進行してしまうのです。

急性師炎が起こる危険性も。肥満や糖尿病などにも要注意

また、お酒の飲み過ぎや廿い物のとり過ぎによって、肝臓で中性脂肪が合成される量が過剰になると、血液中のリポたんぱくVLDLが増加するとともに、肝臓に中性脂肪がたまって脂肪肝になります。

一方、小腸で中性脂肪が過剰に作られた場合は、食後に中性脂肪値が急激に上がって、急性豚炎を発病する確率が高くなります。さらに、中性脂肪値が高い状態が続くようになると、肥満や糖尿病なども招きやすくなるので注意が必要です。

中性脂肪値が高くなりやすい人

中性脂肪値は、コレステロール以上に食生活や運動不足の影響を受けやすいものです。そのままにしておくと、高脂血症のリスクだけでなく、内臓脂肪型肥満からメタボリック・シンドロームの危険因子を複数持つことになります。

毎日の食生活を見直して、腹八分目を実行していると、基準値に戻りやすいので、がんばりましよう。また、軽度の運動も効果が高いです。

中性脂肪値が高くなりやすい生活習慣

  • 過食気味
  • 脂身の多い肉など動物性脂肪の摂取量が過剰
  • お酒をたくさん飲む
  • 甘い物、とくにケーキやシュークリームなど乳製品を使った菓子類をたくさん食べる
  • ご飯やパンなど炭水化物(糖質)の摂取量が多い
  • 運動不足である

高トリグリセリド血症から併発しやすい病気

中性脂肪値が150mg/dl以上になると、高脂血症の一種である高トリグリセリド血症(高中性脂肪血症)と診断されます。

高トリグリセリド血症からは、下の2つの病気を併発しやすくなるので、注意しましよう。

脂肪肝

過度の飲酒を原因とすることが多く、肝臓の肝細胞に脂肪が蓄積する。高脂血症と同様に自覚症状がほとんどなく、長期間ほうっておくうちに、肝硬変などに進行し、そこで初めて気づく場合が多い。

急性膵炎

肝臓で作られる消化液である膵液の働きが急激に活発になり、膵臓の一部組織を傷つけることによって、激しい腹痛におそわれる。お酒をたくさん飲んだり、脂肪分が多い食事のあとに起こることが多い。


中性脂肪とは?
 いわゆる「脂肪」と呼ば
れる成分で、栄養素として
の脂質のうち、分子構造が
シンプルな単純脂質に属し
ます。別名を「トリグリセ
リド」と言い、脂肪酸3分子
とグリセリンー分子(アル
コールの一種)が結びつい
た構造をしています。
 食品から吸収される中性
脂肪は、脂質からそのまま
消化吸収されますが、体内
で合成される中性脂肪は、
脂質と糖質を材料として作
られます。
中性脂肪値の検査
 中性脂肪値の検査は、た
いへん食事の影響を受けや
すいので、コレステロール
値よりこまめに検査を受け
たほうが、正確な値を得ら
れやすくなります。  

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