コレステロールが多い食品やその吸収を抑えてくれる食品を把握しておきましょう。

コレステロール摂取量は1日300㎎以下に抑える

卵、レバー、たらこなどコレステロールを多く含む食品を好む食生活を続けていると、血液中のLDLコレステロールが増加し、動脈硬化を進行させます。それを防ぐためには、1日のコレステロールの摂取量を制限しなければなりません。

コレステロール値が正常な場合、摂取基準(厚生労働省)は、成人男性1日750mg未満、成人女性1日600mg未満ですが、高コレステロールの人は、男女とも1日300mg以下を目標とします。

そのためには、コレステロールを多く含む食品や増加させやすい食品を、把握しておくと便利です。下におもな食品を挙げているので、各食品の特徴を理解しておきましょう。毎日の料理作りはもちろん、外食時のメニュー選びにも役立ちます。

ただし、コレステロールが多い食品を、食生活から排除する必要はありません。まったく食べなくなると、かえって栄養が偏るので、量の加減や食べ合わせの工夫で、コレステロール値の上昇を抑えながら、栄養バランスをとっていきましょう。

高コレステロールの療養では、毎日の食生活の見直しが大切です。正しい知識をつけておきましよう。

コレステロールの多い食品をひかえ、食べ過ぎや飲み過ぎにも注意

コレステロール値を下げるには、食生活の改善が最も重要なポイントとなります。

よく「コレステロールの多い食品をひかえることが大事」と言われますが、これだけでは症状は改善できません。

コレステロールの70~80%は、食事から摂取した炭水化物やたんぱく質を原料として体内で作られます。よって、摂取する総エネルギー量が多ければ、コレステロールもたくさん作られることになります。

そのため、まず1日の適正摂取エネルギーを守ることが大切です。そのうえでコレステロールの多い食品をひかえ、コレステロールを減らす食品を上手に利用しましょう。

「コレステロール」という言葉は、ギリシヤ語の「chole(コレ)」と、「sterol(ステロール)」の複合語です。「chole」は胆汁を、「sterol」は固体(物質の基となる複雑な化学構造)を意味しています。

コレステロールが発見されたのは、19世紀前半のことですが、人の体の中には、もちろん太古から存在しており、人類の歴史の9割を占める飢餓の時代には、コレステロールが高い(=栄養を体に蓄えやすい)家系のほうが、長寿の人が多かったと考えられています。

しかし、現代のような飽食の時代では、生きるために必要な脂質が体にたまリ過ぎ、それが健康を脅かす一要因になっています。

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